潜在ニーズが重要って聞いたんたけど、それって何なん?
何が大事なの?
そもそもどうやって見つけるの?
潜在ニーズを反映させた記事ってどう書けばいいの?
こんな疑問にお答えします。
読まれる記事を作りたいのなら潜在ニーズは必ず意識しましょう。
なぜなら、読まれる記事=潜在ニーズにしっかり応えている記事だからです。
そもそもユーザーは、なんのために検索をするのでしょうか。
何かしらの悩みを解決したいからですよね。
ユーザーの悩みは、言い換えると『ニーズ』です。
中でも潜在ニーズはユーザーの悩みの根本原因となります。
そんな悩みの根っこ部分に、そっと解決策を教えてくれる記事があれば、当然ユーザーは読みますよね。
そこで、本記事ではそんな悩みの根っことなる潜在ニーズの見つけ方や活かし方を紹介します。
本記事を読めば、潜在ニーズに応えられる記事の構成が分かり、より読まれるブログを作っていくことができます。
本記事の内容
- 潜在ニーズと顕在ニーズとは
- 潜在ニーズの重要性
- 潜在ニーズの見つけ方
- 潜在ニーズを活かした記事の書き方
本記事の信頼性
潜在ニーズを意識した記事を執筆した結果
ブログ歴4ヶ月の当ブログ「フーフアンドフーフ」でも
・検索順位一桁(検索結果1ページ)の獲得
・収益4桁発生
を実現しています。
コンテンツ
潜在ニーズとは?顕在ニーズとの違いは何か
ニーズには大きく分けて、2つのものがあります。
- 顕在ニーズ
- 潜在ニーズ
それぞれのイメージはこんな感じ
特徴は以下の通りです
ニーズ | 特徴 |
---|---|
顕在ニーズ |
・手段 ・自覚している |
潜在ニーズ |
・理想 ・自覚していない |
それぞれ順に説明していきます。
顕在ニーズ
顕在ニーズは、ユーザー自身が自分のニーズをはっきりと自覚しており、明確に欲しいものが決まっているニーズのことです。
上記のイメージで言えば、「掃除機が欲しい」というように、欲しいものがはっきりした状態を表してます。
検索キーワードとかはまさにユーザーの顕在ニーズだよね
潜在ニーズ
潜在ニーズとは「ユーザーが本当に叶えたい願い」であり、ユーザーの理想を表してます。
顕在ニーズはあくまで、潜在ニーズを達成するための「手段の一つ」であり、本当に満たすべきニーズは、潜在ニーズです。
上記のイメージでいえば、
「掃除を楽にしたい」「部屋を綺麗に保ちたい」というニーズが真の目的です。
つまり極論を言うと、真の目的さえ達成できれば「掃除機を買う」という顕在ニーズが達成できなくてもOKです。
なるほど。
ほんなら潜在ニーズに、応えられる記事を毎回書けばええんやな
その通りです。
しかし、ここで厄介な点が一つあります。
それは、ユーザー自身も自分の潜在ニーズを全て把握してるわけではない、ということ。
どういうことか説明していきます。
潜在ニーズは全て自覚できてるわけではない
例えば潜在ニーズが、「掃除を楽にしたい」「部屋を綺麗に保ちたい」という2つの条件だけならば、
下記を提案すればユーザーは満足するかもしれません。
- 超高性能お掃除ロボットの購入
- お掃除代行サービスの利用
しかし、自覚できてないだけで潜在ニーズはこれだけではない場合があります。
他にも「安く済ませたい」、「すぐに済ませたい」という思いもあるかもしれません。
もしこんな条件が追加されたら、それだけで提案内容がガラッと変わる可能性があります。
つまり、ユーザーも自覚してないニーズを見つけ、それに応えられる提案をすることこそ、読まれる記事を作るために重要な要素なのです。
記事を読んだことでユーザーに
「あー、たしかに」「そうそう、それも大事だな」と思えるような提案ができたら、OK。
ポイント
- 潜在ニーズに応えられている記事こそ、本当に読まれる記事
- 顕在ニーズは、潜在ニーズを満たす手段の一つ
- ユーザーも気付いてない潜在ニーズの発掘がカギ
潜在ニーズの重要性
潜在ニーズを満たした記事を作ると、以下の効果があります。
- 効果的なSEO対策になる
- 商品の成約率が上がる
どちらも、ブログで収益をあげるためには必須の要素ですね。
では、順に説明していきます。
効果的なSEO対策になる
潜在ニーズをしっかり満たしている記事は、ユーザーからしっかり読まれます。
Googleは、検索ユーザーの役に立つコンテンツを上位に表示させていくので、
しっかり読まれている記事=質の良いコンテンツ
と判断します。
結果、効果的なSEO対策となり、順位上昇・アクセス増加に繋がっていきます。
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商品の成約率が上がる
なぜ、潜在ニーズを満たすと商品の成約率が上がるのか
それは、ユーザーへのPR力が格段に上がるから
「掃除を楽にしたい」「部屋を綺麗に保ちたい」という2つの潜在ニーズに対して、どちらがよりユーザーに刺さると思いますか?
A:パワフルな吸引力にスマートなデザインのこちらの掃除機は、毎日の掃除をストレスなく行えるようになります。
B:こちらのロボット掃除機を使えば、あなたの掃除の手間は一気に不要になります。
24時間常に清潔な状態をキープされた部屋で、今まで掃除に充てていた時間を趣味やスキルアップに注ぐことが可能になります。
おそらくBという方が多いのではないでしょうか。
Bで意識したポイントは2つ
- 潜在ニーズに最大限応えられることをPR
- 潜在ニーズを満たした先に得られる未来を示す
ユーザーの潜在ニーズがあらかじめ分かれば、それに刺さるPRを考えられるので、購買意欲がより高まるのです。
潜在ニーズの見つけ方5選
いよいよ具体的な潜在ニーズの見つけ方について解説していきます。
潜在ニーズの見つけ方は以下の5つ
- 「なぜ」を繰り返す
- Q&Aサイトの活用
- ツールを使う
- 上位表示されている競合サイトをチェック
- ユーザーの背景を想定する
「なぜ」を繰り返す
表面化されている顕在ニーズに対し、「なぜ?」を繰り返すことで潜在ニーズを見つけることができます。
例えばこんな感じ(実際に我が家であったやり取り)
めちゃくちゃ長いケーブルのIphoneの充電器が欲しい
なんでー?
今のケーブルやと短すぎんねん
なんで短いとだめなん?
リビングのテーブルで充電しながら使いたいけど、今の充電器じゃ届かへんねん
と、ここまで深堀していくと、潜在ニーズが見えてきました。
ねんちゃんは
「長いケーブルの充電器が欲しい」というニーズを明らかにしていますが、
これは解決の一手段であって「本当に叶えたい願い」ではないですよね。
本当に欲しいものは、「ケーブルの制限がなくどこでも充電できる充電機」です。
整理すると、こんな感じになります。
顕在ニーズ | 長いケーブルの充電器が欲しい(手段) |
潜在ニーズ | ケーブルの制限がなく充電できる充電機が欲しい(理想) |
ここまで分かれば、あとは潜在ニーズに応えられる商品を提案してあげるだけ
長いケーブルも良いけど、少し使い勝手悪くない?
実はコードレスで充電できる充電器もあるから、そっちにしたら?
部屋のどこにいても充電しながら携帯を使えるよ
え!そんなんあるん?ならそれにするわ
という感じです。
ここで注意すべきなのが、ユーザーの思い込みに気付くということ。
今回の場合で言えば、
ねんちゃんの『充電器=ケーブルが必要』という思い込みです。
今まではこうだったという固定観念や思い込みが、潜在ニーズの最適な解決方法を見つけにくくしています。
潜在ニーズを洗い出すときは、思い込みもあるという想定をして、「なぜ」を深堀していきましょう。
Q&Aサイトの活用
Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋、人力検索はてな、OKWave etc)を活用することで、潜在ニーズを見つけることができます。
■見つけ方は簡単
書きたい記事ネタのキーワード選定が完了したら、そのキーワードで検索し、実際の質問をリサーチする
関連記事≫初心者でも上位が取れるキーワード選定4つの手順を解説【裏技あり】
例:キーワード「おすすめ 枕」
知恵袋の検索結果がこちら
整理するとこんな感じ
顕在ニーズ | よく眠れる枕が欲しい(手段) |
潜在ニーズ | 深く眠れる方法が知りたい(理想) |
あとは枕に加え、深く眠れるおすすめの方法を記事に盛込んであげればOK
Q&Aのサイトでは質問者がより正確な回答を得るために、質問の背景を載せてくれていることが多いです。
潜在ニーズの洗い出しにはもってこいですね。
ツールの活用
キーワード選定ツールを使って、潜在ニーズを探ることもできます。
使うツールは
『Extract People also search phrases in Google』
Google Chrome拡張機能の一つです。
こちらのツールでは
ユーザーがサイト閲覧後に、再検索したキーワードを調べることができます。
再検索キーワードには、潜在ニーズのヒントが詰まってます。
詳しい使い方はこちらから
関連記事≫ブログ運営に必須なGoogle Chrome拡張機能16選
上位表示されている競合サイトをチェック
検索結果の上位に表示されているサイトは、ユーザーの潜在ニーズを満たしている可能性が高いです。
上位表示=ユーザーが満足している記事
なので、是非上位10サイトは読み込みましょう。
時間がない方は、上位5サイトの見出しを確認するだけでもOK
ユーザーの背景を想定する
記事を読むユーザーがどんな人物なのかを意識することは非常に重要です。
なぜなら以下の要素が違うだけで、潜在ニーズは大きく変わるから
- 年齢
- 性別
- 職業
高校生と社会人、男性と女性では、価値観も考え方も違いますよね。
幅広いターゲットに向けて記事を書いてしまうと、誰にも刺さらない中途半端な質の記事になります。
まずはターゲットを狭くして、「たった一人のニーズに応えるんだ!」
という意識で記事を書いていきましょう。
ペルソナ設定がうまくいかない方は、過去の自分向けて記事を書くのがおすすめ。
昔のあなたと同じ境遇のユーザーは必ずいます。
僕の場合、過去の自分に向けてこんな記事を書きました。
顕在ニーズ | キーワード選定方法が知りたい(手段) |
潜在ニーズ | 記事を検索上位に表示したい(理想) |
書いた記事 | キーワード選定に加え、上位表示に必要なSEO対策 |
是非、ご参考に
潜在ニーズを活かした記事の構成
ここでは、潜在ニーズを活かした記事の構成について解説していきます。
大事なポイントは以下の通り
- 冒頭で潜在ニーズを可視化する
- 潜在ニーズを満たせることを示す
- 求めている解決方法を簡潔に伝える
✔ 冒頭で潜在ニーズを可視化する
ユーザーはすべての潜在ニーズを自覚していない可能性があります。
そこで記事の冒頭で吹き出しなどを使って、潜在ニーズを自覚させましょう。
(本記事の冒頭を参考に)
✔ 潜在ニーズを満たせることを示す
ユーザーは自分が欲しい情報がないと判断すれば即離脱します。
まずは記事を読むことで、「潜在ニーズを満足させられる」ということを冒頭で伝えましょう。
(本記事の冒頭を参考に)
✔ 求めている解決方法を簡潔に伝える
解決方法は完結に分かりやすく伝えましょう。
自信がない方は、PREP法を使うとまとめやすくなります。
まとめ:潜在ニーズの見つけ方
本記事で解説してきたことを以下にまとめます。
- 潜在ニーズはユーザーの真の願い
- 潜在ニーズを見つけるには深堀必須
- 潜在ニーズはユーザーを満足させるための必須要素
- 潜在ニーズを満たしていくことがブログ成果への近道
ユーザーはそれぞれ目的を持って検索し、記事を読みます。
僕らサイト運営者は、そんなユーザー達の目的を達成させるための記事を書いていく必要があります。
そのためには、潜在ニーズの把握が必要不可欠です。
本記事を参考に潜在ニーズの見つけ方を把握し、今後のブログ運営に活かしてみてください。
それでは、今回はこの辺で
他にもブログに役立つ情報を提供しています。是非ご覧ください。